タンパク質が精神安定に欠かせない理由を解りやすく解説

プロテインの知識

特に何があった訳でもないのに毎日気分が重い

最近イライラして精神が安定しない

このように日頃から精神が安定しないことについて悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

一時的に落ち込むことは誰しもあることですが、精神の不安定な状態があまり長く続くようであればそれはタンパク質不足が原因のひとつかもしれません。

心なんて目に見えないものにタンパク質なんて関係ないだろww

と思う人もいるかもしれませんので、この記事ではタンパク質の摂取と精神安定の関係について解りやすくお伝えしたいと思います。

タンパク質は精神を安定させる神経伝達物質を作る材料になる

タンパク質は20種類のアミノ酸によって作られています。

そのアミノ酸の中でも特にチロシン、フェニルアラニン、トリプトファンと呼ばれる3つのアミノ酸は精神の安定させる働きがある『セロトニン』という神経伝達物質を作る材料となります。

その為、タンパク質の摂取量が著しく下がってしまうと、必然的に脳内で分泌されるセロトニンも減少してしまい、精神が安定しにくい状態となってしまうのです。

また、これら3つのアミノ酸は体内で作り出すことが出来ない必須アミノ酸に分類されるため、タンパク質を含む食物を食べることでしか体内に取り入れることが出来ません。

タンパク質摂取によって体調不良による精神の不安定を減らす

身体の調子が悪くなって、精神状態を崩してしまうという経験は誰しもあると思います。

タンパク質は筋肉はもちろんのこと、胃や肝臓全ての内臓を作るための材料にもなるため、タンパク質不足になると体内の活動が不活発になり体調を崩しやすくなります。

そして、それが慢性化すると体調の変化(体からのサイン)にも気づきにくくなってしまい、更に体調を崩すという悪循環に陥いってしまうのです。

筋力アップ(筋トレ)も精神安定に効果的

タンパク質摂取だけではなく、適度な筋トレを行い筋力を上げることが精神を安定させ、うつ病の予防にも繋がることが最近の研究で明らかになっています。

これまでは、ジョギングや有酸素運動がストレス解消に繋がるという考え方が一般的でしたが、最近では筋トレによって筋力を上げること自体に精神的な落ち込みを防ぐ効果があり、既に抑うつ症状に悩まされている人も、筋トレで気持ちが上向きになるとされています。

そして、筋トレの効果を最大限にするのがタンパク質です。

充分なタンパク質を摂らずに筋トレをしてしまうと、本来内臓や神経伝達物質(セロトニン等)に使われるはずのタンパク質(アミノ酸)が不足していまい、逆効果になってしまうことすらあるので注意が必要です。

【まとめ】普段から高タンパクな食生活で精神安定を心がけよう

普段の食事で充分なタンパク質が摂れていれば問題はありませんが、私達を取り巻く食生活は『糖質』や『脂質』を多く含んでいる食べ物が非常に多く、充分なタンパク質を摂ろうとすると余分な糖質や脂質も同時に摂ってしまいます。

その結果、糖尿病や肥満といった成人病のリスクも高まってしまいます。

そうなってしまえば、精神安定どころでは無くなりますよね?

食生活と精神安定は関係ねぇしw

という思い込みは捨てて、普段から高タンパク、低カロリーの食生活をこころがけ、それでも足りないタンパク質はプロテイン等のサプリをうまく使って心も体も若々しく保ちましょう。

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