ザバスは明治乳業によるプロテインのブランドで、筋トレやスポーツをしている人なら知らない人はいないほど有名なプロテインブランドです。
特に2015年に発売されたザバスミルクプロテインシリーズは、コンビニでも買える手軽さとその美味しさや豊富なフレーバーの種類がウケて爆発的なヒット商品となっています。
しかし、コンビニで手軽に買えるようなザバスミルクプロテインに筋肉を大きくする効果や、ダイエット効果は本当にあるのでしょうか?
また本格的な筋トレをしている人達が飲むようなパウダータイプのプロテインと何が違うのでしょうか?
コンビニで買えるプロテインって・・・効果あんのかなぁ。
今回は、ザバスのプロテインの中でも『ザバスミルクプロテイン 』に焦点を当てて、その成分や口コミから筋肉増大効果やダイエット効果がどれぐらい期待出来るのかについて検証していきます。
この記事は
- ザバスミルクプロテインに筋肉増大やダイエットの効果があるのか知りたい
- コンビニでも買えるザバスミルクプロテインとパウダータイプのプロテインとの違いを知りたい
といった人に向けた内容となっています。
ザバスミルクプロテインに筋肉を増やす(大きくする)効果は期待出来る?
結論から先に言いうと、このザバスミルクプロテインは中々の優れもので、たんぱく質が15gとしっかりと含まれており筋肉増大やダイエットにも効果的なプロテインドリンクと言えます。
しかも、脂肪0ということでダイエットを頑張っている人や、体型を気にしている人にとっても安心して飲めるプロテインドリンクです。
しかし、筋肉増大や目標を持ったダイエットを目的としてミルクプロテインを飲む場合、知っておかなければならないことがありますので、結論を急がずに最後まで記事をお読みください
プロテインの種類と特徴
先ずは一般的なプロテインの種類について説明します。
プロテインは『ホエイプロテイン』、『カゼインプロテイン』、『ソイプロテイン』の3種類に分類されます。
ホエイプロテインの特徴
ホエイプロテインとは牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。
ヨーグルトの上澄みに出来る透明な液体のことをホエイ(乳清)といい、このホエイに多く含まれるたんぱく質のことをホエイプロテインと呼びます。
ホエイプロテインは筋肉成分の多くを占めるアミノ酸が豊富に含まれているため、激しい筋トレの後に摂取することで、素早く筋肉に吸収され筋肉修復効果があるため、筋トレをしている人達の間で多く使われているプロテインです。
カゼインプロテインの特徴
ガゼインプロテインとはホエイプロテインと同様に、牛乳を主成分としているプロテインですが、不溶性の為ホエイプロテインと比較すると3倍~4倍ほど体内への吸収が遅いのが特徴です。
ソイプロテインの特徴
主に大豆に含まれるたんぱく質のことです。
ミルクプロテインにソイプロテインは含まれていませんので、ここでは詳しい説明は割愛します。
ザバスミルクプロテインに含まれるたんぱく質の種類は?
ではザバスミルクプロテインに含まれるプロテインはガゼインとホエイ、どちらが含まれているのでしょうか?
ザバスの公式HPによりますとザバスミルクプロテインを構成するプロテインは・・・
ガゼイン80% ホエイ20%
この比率はザバスミルクプロテインに限らず、牛乳を主原料とするミルクプロテインでは一般的な比率となっています。
筋肉増大やダイエットを目的としてプロテインを飲む場合、トレーニング後の30分~60分の間が最もタンパク質を吸収しやすいゴールデンタイムと言われていますので、素早く体内に吸収されるホエイプロテインをメインに摂取する方が格段に効果的です。
勘のいい方はもうお気づきですよね?
ミルクプロテインのたんぱく質は80%がガゼインプロテインなので、身体に吸収されるのに時間がかかってしまうのです。
ガゼインプロテインは約7時間から8時間かけてゆっくりと体内に吸収されていきます。
ザバスミルクプロテインには筋肉増大効果やダイエット効果がない?
ではザバスミルクプロテインには筋肉増大効果やダイエット効果は期待出来ないのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
確かに、激しいトレーニング後に飲むのであればホエイプロテインを主成分としたパウダータイプのプロテインの方が筋肉増大やダイエットには効果的です。
しかし、ガゼインプロテインも良質なプロテインであることには変わりありません。
吸収が遅いだけであって、ゆっくりと体内に吸収されていくものなので、ホエイプロテインと同じようにトレーニング後に飲んだとしてもそのポテンシャルが発揮されにくいだけでタンパク質はしっかり摂取することが出来ます。
ザバスミルクプロテインの効果的な飲むタイミングとは?
ミルクプロテインを飲む場合はあまりタイミング等は気にせずに、『飲みたい時に飲む』だけでゆっくりとタンパク質を体に取り込むことが出来ます。
しかし敢えて言うなら、夜寝る前に飲むことで寝ている間に時間をかけてゆっくりタンパク質を効果的に取り込むことが出来ます。
ザバスミルクプロテインを飲むおすすめのタイミング
ザバスミルクプロテインのデメリット
体内吸収に時間がかかること以外にもザバスミルクプロテインにはデメリットがあります。
それはズバリ、コスパが悪い!
そりゃそうですよね。
パウダータイプのプロテインのように自分でシェイクする必要も無いしコンビニで手軽に飲めるのですから、その分コストがかかるのは当然のことです。
しかも美味しいし。
ですので、とにかくたくさんのたんぱく質を摂取したい!そして筋肉ムキムキになりたい!という人がトレーニング後に習慣的に飲むプロテインとしては残念ながらあまりおすすめは出来ません。
いや、おすすめは出来ないというか・・・どっちも場面によって飲んだらいいんじゃね?
って感じです(笑)
ザバスミルクプロテインは賞味期限に注意
あ、あとザバスミルクプロテインは賞味期限が短いのであまりたくさんの買い置きはおすすめしません。
ストロー付きの200ml入りパックであれば、常温保存でも120日の賞味期間がありますが、430ml以上のパックのものは10℃以下の要冷蔵商品となっていて、賞味期間も12日~14日となっています。
恐らく、賞味期限の違いはパックのスペックの違いだと思われます。
【まとめ】ザバスミルクプロテインに筋肉増大効果&ダイエット効果はある!けども・・・
- 一本で15gものタンパク質を摂ることが出来る。
- コンビニで気軽に買えるのでいつでも飲める。
- シェイカーで混ぜる手間がいらない。
- 飲み心地がサラサラしていてゴクゴク飲める。
- ホエイプロテインが多く含まれるパウダープロテインよりも体内への吸収力が無いため、トレーニング後の高速吸収には向いていない。
- 価格が高い!コスパが良くない!
この2点を除けば、普段の生活で気軽にたんぱく質を補給出来るザバスミルクプロテインはとても嬉しい栄養ドリンクと言えます。
プロテインでなくても毎日の食事からタンパク質を摂ることは出来まが、食事だけで充分なたんぱく質を摂ろうと思うとなかなか難しいものがあります。
もちろん、食事からタンパク質を多く摂ることも大切ですが、毎日何かしらのトレーニングを習慣にしている人であれば、たんぱく質(プロテイン)についての知識を少し増やすだけで筋トレにしろダイエットにしろ効果的に結果を出すことが出来ます。
トレーニング後にはパウダープロテイン、昼食の時はザバスミルクプロテイン、と両方上手く使い分けましょう。
また、コンビニで気軽に売られているためザバスミルクプロテインをきっかけに本格的なプロテイン習慣に興味を持ち始めるパターンも最近は増えているようです。
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